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    • 2021.10.27 Wednesday
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    「Re:S」入荷しています。

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      リス

      「Re:S」バックナンバー(古本)が入荷しています。

      「Re:S=Re:standard あたらしいふつうを提案する」をテーマに、
      2006年に創刊された雑誌、「Re:S(りす)」。
      雑誌自体は、2009年の11号を最後に惜しまれつつ休刊しましたが、
      現在もRe:Sとして活動を続けられています。

      雰囲気のある写真やデザインの美しい誌面はもちろんですが、
      作り手である編集部の思いを真正面から語り、真摯にものづくりをして、
      本を作る、思いを発信するその姿勢はいま読み返してみてもあせることはありません。

      今回、町家古本はんのきに入荷した号のひとつ、
      2008年1月発行の第7号のテーマは「すなおに売る」。

      ものを売ることを生業とする人間の片隅にいるわたしも、
      改めて仕事について考えさせられました。

      ものを売ること。

      手にとってくれる人の生活を想像すること。

      ついつい目先の利益や焦り、周りの声、
      それから数をこなすことばかりに気をとられてしまいがち(数をこなすことはもちろんだいじ)だけれど、
      古本屋であるわたしの場合は
      膨大な古本の中から自分の手元に流れ着く1冊1冊と向き合い、
      その1冊を次の方にちゃんとしたかたちで手渡す、
      そしてそこから生まれる手にとってくれる人の生活を考える。

      それはいつでも忘れずにいたいなと思います。

      毎号毎号、「Re:S」1冊を通して語られる物語からわたしたちが気づかされ、
      考えさせれることは、すなおに生きていくうえで大切なことばかり。

      自分や自分の今いる場所を改めて考えさせてくれる雑誌です。

      旅の本。

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        25、26日の八ヶ岳ブックマルシェには、
        夏の高原気分を盛り上げる、
        旅の本も少し多めに持って行きたいなと思っています。

        タビリオン

        「タビリオン」しまおまほ/ブルース・インターアクションズ/2000年初版
        「わたしのマトカ」片桐はいり/幻冬舎/平成22年初版(文庫)


        まずは「タビリオン」。
        しまおまほさんのゆるくてかわいいエッセイです。

        「旅リオンをかいていていろんな事を思い出しました。
        つまらないこととかツライこともあったけど
        忘れたいことはイッコもありませんでした。
        それはなぜかというと
        忘れたいことは全部
        忘れてしまっていたからでした。」


        いいなあ〜〜。
        仲の良い女友だちと旅行をするような、
        女友だちと旅館の一室に布団をしいて、
        お菓子を食べながらだらだら恋のはなしをするような、
        そんなかわいらしい時間を味わえる一冊です。

        タビリオン中
        しまおまほさんのまんが。

        「わたしのマトカ」は、映画「かもめ食堂」撮影中で滞在したフィンランドの日々を、
        片桐はいりさんがユーモアたっぷりに綴ったエッセイ。

        「フィンランドのいちごは、フィンランド語で「ヒューヴァ」というのがふさわしい味だった。
        日本語の「おいしい」とはまた一味違う。」


        「ヒューヴァ」とは、フィンランド語でおいしい(good)ということば。
        自分の暮してきた国や土地と違う場所で育まれたおいしさや気候、文化が
        自分の持っていることばでは言いあらわせないこと、
        ぐだぐだ説明するよりも、そのおいしさや気候、文化と一緒に育ってきたことば一言で
        ぴたっとあらわしてくれるとこと、
        旅先でのうれしい発見のひとつですね。

        外国に行くと、食べることに関することばばかり覚えるという著者の片桐はいりさん。

        「しっかりけものの味がするトナカイ肉にこけもものソースをたっぷりかけて食べる。
        フィンランドの森をまるごといただいているようだ。」


        など、食べもの描写もさすが。けものの味とベリーのソース。食べてみたいと思わされます。

        そういえば数年前、一歳半の娘を連れてロシア旅行に行ったときに、
        日本語すらままならない娘はロシア最終日に「スパシーヴァ」と言いました。
        舌足らずさがチェブラーシカみたいで萌えた!そして気づいた。
        そういえばロシア旅行、出会ったロシアの人たちも同行者も
        みんながすばらしく愉しい人たちですばらしく愉しい旅だった。

        私たちはあらゆる場面であらゆる人たちにありがとう、スパシーヴァと言っていたのです。
        きっと娘も、ことばと一緒にありがとうの気持ちも覚えてくれたはず。

        個人的には、「小銭レベルの冒険」が大好きというところも、共感!の一冊。

        ロシアンノート

        「Russian words A-Z」セキユリヲ/網中いづる(絵)ほか/COTO(甲斐みのり)/2003年初版

        「ロシア」、「女の子」、セキユリヲさんが主宰するブランド「サルビア」という
        3つのイメージを組み立てたというかわいらしい1冊です。

        ロシアンノート中

        網中いづるさんの繊細で淡くてどこか鋭さを感じるイラスト、大好きです。
        なんとこちらは、マトリョーシカのイラストまでついた、直筆サイン入り。

        旅先のホテルでゆっくり、読んでほしいと思います。

        いしいしんじ旅

        「遠い足の話」いしいしんじ/新潮社/2010年初版

        作家、いしいしんじさんの、
        住んでいた町、住んでいる町、住むかもしれない町、のお話。
        旅に出ること、
        目的の場所、は自分で選ぶけれど、
        どこか何かに導かれてもいる。
        旅のそんな不思議さを感じる一冊です。
        いしいさんの独自の世界観を育んできたルーツのようなものにも触れられる一冊。
        いしいしんじさんファン必読。

        八ヶ岳ブックマルシェ詳細はコチラ
        マルシェに持っていく本たちは、また少しずつ紹介したいと思います。。


        今週の入荷絵本。

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          絵本08

          『カロリーヌのだいサーカス』 ピエール・プロブスト/山下明生 BL出版(1998年初版)
          『カロリーヌキャンプにいく』 ピエール・プロブスト/山下明生 BL出版(1998年初版)
          『3びきのくま』 トルストイ/バスネツォフ/おがさわらとよき 福音館書店(2000年)
          『ラ・タ・タ・タム―ちいさな機関車のふしぎな物語』 ペーター・ニクル/ビネッテ・シュレーダー/矢川澄子 岩波書店 (1975年初版)
          『もぐらとずぼん』 エドアルド・ペチシカ/ズデネック・ミレル/うちだりさこ 福音館書店(2001年)
          『ラチとらいおん』 マレーク・ベロニカ/とくながやすもと 福音館書店(2001年) 
          『ちいさいおうち』 バージニア・リー・バートン/石井桃子 岩波書店(1996年)
          『こねこのぴっち』 ハンス・フィッシャー/石井桃子 岩波書店(2007年)
          『金曜日の砂糖ちゃん』 酒井駒子 偕成社(2011年)

          ・フェリシモ出版おはなしのたからばこシリーズ(小さい版の絵本シリーズです)
           『アンデルセン童話 赤いくつ』 角田光代/網中いづる
           『グリム童話 白雪姫』 岩瀬成子/荒井良二
           『グリム童話 カエルの王さま―あるいは鉄のハインリヒ』 江國香織/宇野亜喜良
           『グリム童話 おいしいおかゆ』 富安陽子/尾崎幸
           『赤ずきん』 いしいしんじ/ほりよりこ

          今週入荷の絵本です。
          実ははんのきは、絵本も置いています。

          そして絵本は、実はちょっとお母さん目線の価格をつけてます。笑
          たぶん、お買い得になっているものがほとんどだと思います。
          お子さんにもたくさん手にとってほしいので、内容はもちろんですが、
          状態もよく、なるべくきれいなものを選んでいます。

          お子さん連れの方も、ぜひぜひお気軽に遊びに来てくださいね。


          Arne入荷。

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            7月7日のナナナナイトには、
            少し新しめの、気軽に手にとってもらえそうな本や文庫を中心に持っていこうと思っています。

            そのなかのひとつ、入荷したばかりのArne・アルネです。
            アルネ

            Arneはイラストレーターの大橋歩さんが企画、編集、取材をした冊子です。

            初版2000部から始めた季刊誌で、 2009年12月15日発行の30号で終了しました。

            2002年の創刊号から、欠けもたくさんありますが、2005年くらいのものまで持っていきます。


            ちなみに創刊号の特集は、「柳宗理さん、使いやすいキッチン道具をありがとう」。
            この特集、柳宗理さんの笑顔がたまらなくいいです。
            この号はほんとうに衝撃的で、当時大学生だったわたしは、
            すぐに何がほしいかと聞かれたその年の誕生日プレゼントに、
            当時の彼(現・夫)に柳宗理のミルクパンを買ってもらいました。

            ・・・いろいろと計算するとたぶん最初のプレゼント。
            最初のプレゼントに鍋が欲しいという女子大学生・・・一体・・・。お、重いよーー!笑

            だけどほんとうに使いやすくて、このミルクパンで濃いミルクティを淹れると、
            カップにうつすときに絶対にこぼれないのです。

            夜遊びして夜中に帰宅して、なんどこのミルクパンで濃いーミルクティを飲んだことか。。

            小ぶりのサイズがちょうどよくって、
            今もわが家の台所では大活躍しています。
            なかなかゆっくりミルクティを淹れる時間はなくなってしまったものの、
            今は娘のためにウインナーなんかを茹でたりなんかもしているので、
            彼女にいきなり鍋をねだられた夫もきっと喜んでくれているでしょう。。。

            そして6号では、高知のビジネスホテル、セブンデイズホテルが特集されています。
            全部屋に飾ってあるという、
            松林誠さんの版画も、旅先の気分をますます気持ちいいものにしてくれそう。

            行ってみたいなー。

            松林誠さんの装丁本。

            松林誠

            堀井和子さんの「家をめぐる冒険」。
            こちらも7日に持って行きます。
            堀井和子さんのエッセイは、ときどきちょっと厳しいんですけど、
            その生活にしっかり向き合う感じが好きです。

            こちらも気がひきしまります。
            自分のライフスタイルを見極めたうえでの
            型にはまらない家事やくらし、今すぐ取り入れたくなります。

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            profilephoto
            京都は西陣の静かな森の片隅に、
            2013年11月23日、
            マヤルカ古書店をオープンしました。
            古書と雑貨、郷土玩具とこけしの店。
            ぜひお気軽に遊びに来てください。
            実店舗へのアクセスはコチラです→

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