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8/9 水戸芸術館トーク登壇【参加費無料】
8/7-18 レティシア書房古本市出品
8/14-20 阪神夏の古書ノ市出店
8/15-18 ケモノスフェア at 京都マルイ出店
★常設棚★ ガケ書房さらさ西陣店西荻イトチ

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    • 2021.10.27 Wednesday
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    ぼうぼうあたま。

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      現在、京都は北白川のガケ書房さんにて、
      暮しの手帖社の1世紀から現在まで」古書フェアに参加させていただいています。

      雑誌「暮しの手帖」編集長・松浦弥太郎さんの新刊『暮しの手帖日記』発売に併せた、
      暮しの手帖社単行本(新刊)のこのフェア。
      はなめがね本舗は、同時開催中の古書フェアに、
      「暮しの手帖」1世紀、2世紀のバックナンバーほか、
      昭和の暮し提案本やレシピ、暮しのエッセイなど多数出品させていただいています。

      期間は10/5(金)まで。

      みなさまぜひぜひ足をお運びくださいませ。
      ※イベント詳細はコチラ

      そして同じくガケ書房さんにて、
      10/6(土)からは「絵本だけの古本市」が開催予定!

      わたしも現在、はりきって準備中です。
      なかなか手に入りにくい希少な絵本も揃いつつありますので、
      みなさまぜひぜひ、お楽しみにしていてくださいね。

      きょうは一冊、わたしの好きな絵本をご紹介。

      ぼうぼうあたま

      ドイツ人の医師、ハインリッヒ・ホフマンが、
      自身の長男へのクリスマスプレゼントとして記したという『ぼうぼうあたま』です。

      日本では、『もじゃもじゃペーター』の名でも知られ、
      飯野和好さんが挿絵を描かれた版でご存知の方も多いはず。

      わたしの手元にある写真のものは銀の鈴社から出ているもので、
      この版は今も新刊で買うことができます。

      リズミカルな文章と、子どもに向けたものとは思えないほどシュールでシニカルな絵柄。

      そして何より、その内容・・・!

      「かぜ より はやい ふくやさん
       ゆびなべこぞう に とびついて
       あっつ と いう ま に
       もう ゆび を
       ちょきん と はさみ で
       きりとった
       ないても ないても
       もう おそい」


      ・・・こ、こわいーーー!
      指しゃぶりをしていた指を大きなはさみでちょきんと切りとられるという、
      なんとも恐ろしい「ゆびなめこぞう」ほか、
      マッチで火遊びをしていた女の子が燃えて灰になってしまったり、
      好き嫌いをした子どもがひょろひょろに痩せ細って消えてなくなってしまったり・・・、
      子どものトラウマになりそうなほど恐ろしいお話の数々が、
      とっても楽しいリズムで語られます。

      うちの娘も、
      「ゆびなめこぞう」には凍りつき、
      「●●ちゃんは(自分より)もっと舐めてはる・・・」などと責任転嫁していました。笑

      この『ぼうぼうあたま』、
      サブタイトルは「ちいさいこどものおもしろいはなしとおかしなえ」
      なんですねえ。。

      こわいこわい・・・。

      ぜひお子さまと一緒に楽しんでほしい絵本です。

      「旅のうねうね」

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        グレゴリ青山さんの新刊、「旅のうねうね」が発売中です。

        実は町家古本はんのきは、
        ダ・ヴィンチ」2012年5月号の京都特集で、グレゴリ青山さんの案内する京都、
        というページに掲載してもらいました。
        今もときどき、「ダ・ヴィンチ」片手に遠方から来てくださるお客さまも。
        ありがたい。涙

        そんなわけで「旅のうねうね」、わたしも早速購入!
        雑誌「レポ」(2010年秋号〜2012年夏号)などに掲載されたものと
        書下ろしの作品が掲載された、グレゴリさんならではの旅エッセイまんがです。

        旅人にとって、旅先で出会う日常はどこか妙で不思議で運命的なもの。

        旅から帰って、何年も経っても思い出すのは、
        名所ではなくそこで出会い、妙なくらいに人生が深くリンクしてしまった人たちとの思い出や、
        偶然出会えた奇跡みたいに美しい一瞬の景色だったりしますよね。

        旅のうねうね」は、そんな旅の醍醐味が、たっぷり詰まった一冊です。

        グレゴリさんご本人もすごく面白くて好奇心いっぱいにいろんなものを見ている魅力的な方なのですが、
        そんなグレゴリさんだからこそ引き寄せた、
        ちょっと切なくて、
        だけど自分の旅のことも思い出して「うんあるある・・・」と吹き出してしまうような
        エピソードが満載です。

        京都のくだりもおもしろかった・・・。

        なぜかものすごく押しの強い地元の人、というのに出会うのも旅の途中あるあるですよね。
        旅先キャストとして用意されてたみたいに必ず出会う。笑
        そしてそんな方たちのおかげで、旅は驚くほどディープに面白くなってくれるのです・・・。

        わたしはこの夏は、実家でおとなしく過ごす予定ですが、
        みなさま夏の予定はお決まりですか?
        おそらく旅に出る人も多いのでは。
        おすすめの一冊です。

        「つまり、旅人の眼というのは、時に幻影であり、誤解でさえあるだろう。
        だが、それにもかかわらず、そのような幻影や誤解を許してくれる街こそ魅力的ではないだろうか。」


        海野弘「日本遊歩記」神々の国の旅人(「旅のうねうね」より)



        益田ミリさんの本。

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          湯ののれん

          通っている近所の銭湯、いつもかわいいなあと思っていたのれんが
          よく見たら大好きな益田ミリさんのデザインでした。
          よーく見ると、©MIRI MASUDAの文字が!

          お風呂屋さんののれんは何種類かあって、ときどき変わるのですが、どれもかわいいのです。
          益田ミリさんデザインのものは牛乳石鹸ののれんだそう。
          牛乳石鹸HPには、のれんギャラリーなるページがありました。
          益田ミリさんのは、1999年のデザインなのですね〜。
          パリッと糊のきいた、すごくきれいな状態でいつも私たちをむかえてくれるから、
          そんなに長く使われているものとは思わなかった。
          このサイトに載っている冬バージョンのものも、通っているお風呂屋さんでよく見かけます。

          でも近所のお風呂屋さんのは「京都型」ではなくて、「大阪型」だー!
          どういう区別になってるんだろう。。

          すーちゃんシリーズから読み始めた益田ミリさんの本。
          今ではたぶん、そのほとんどを持っているのではないかと。。

          ふだん生活していて、日々少しずつ積もっていく
          ・・・あれ?今の、おかしくない?
          ・・・ん?これって、わたしがガマンすればいいことなのか・・・?
          といううつうつや、
          たぶん今、わたし楽しんでるなあ。こういう時間もいいなあ。
          という、派手じゃないし大きな声で誰かに言うことではないけれど大事にしたいこと。
          そんな小さな、だけど実は日常の中ですごく大切な部分の共感がたっぷりつまっています。
          声高に押し付けられるのではなくて、ゆるーい絵柄と淡々とすすむストーリーで
          言葉にしてもらうことでじんわり心が軽くなったりする気持ちが、すんなり心に入ってきます。
          あまり直視したくない気持ちもするする語られたりして、そんな言葉に出会うとドキリとする。
          益田ミリさんの本を読んでいて気づく自分の気持ちや読後のすっきりとした気持ち、くせになります。

          そしてときどき思い出して、本棚から取り出しては何度も繰り返し読んでしまう。

          このお盆、妹に頼まれて益田ミリさんの本をたくさん実家に持って帰るのですが、
          ほんとうは誰かに借りるんじゃなくて、
          ぜひ、自分の本棚に置いてちょっと疲れたなあというときに読んでほしい本だと思います。



          益田ミリさん、お風呂屋さんについての本も書いています。



          ***


          「目録ハナメガネ2012年夏号」ご注文受付中!
          目録バナー小

          郷土玩具のかわいい絵本。

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            こけしつまようじ

            お客さんにいただいたこけし。つまようじ三姉妹です。かわゆい〜。

            最近お気に入りの絵本を、一冊ご紹介。
            あかべこ、起き上がり小法師、だるま、こけし・・・と
            会津のかわいい郷土玩具たちが登場する 「あかべこのおはなし」です。

            あかべこのおはなし

            絵を手がけているのは和田義臣さん。
            素朴であたたかながら、はっと目をひく色使いがかわいいです。

            文章は、こぐまちゃんシリーズでおなじみの若山憲さん。
            ひょうひょうとしてリズミカル、ちょっとシュールな文章が大好きです。

            磐梯山に登りたいと願うあかべこが主人公のこの絵本。
            とぼけていてちょっぴり図々しいあかべこがなんともいえずかわいくて、
            その突拍子もないストーリーに思わず頬がゆるみます。
            ページをめくるたびにちょこちょこと、驚きの一言がはさまれる・・・。

            あかべこのおはなし中

            衝撃のこけし登場シーン。
            ツンとすまして、ちょっといじわるなことを言うこけしさん・・・。

            磐梯山を目指すあかべこに、いったいどんな冒険が待っているのか?
            かわいいあかべこはもちろんですが、
            季節ごとに印象的な色のうつりかわりを見せる山と、そこに生きるいきものたち。
            そんな、福島の自然とその豊かさにも注目せずにはいられない一冊。
            今回、20年ぶりに復刊され、売り上げの一部は震災復興支援にあてられるそうです。

            何より、郷土玩具好きの方には自信を持っておすすめできる。
            そしてこの福島が、ずっと長い長い年月をかけて育んできた
            豊かさ、土地、あったかな文化のことをいつも心にとめておきたい。
            ずっとずっと大切にしたい絵本です。

            あかべこのおはなし


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            新川和江さんの詩。

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              カライモブックスとハンノキのぼくたちナカヨシ市@雨林舎、
              無事に終了いたしました。

              暑い暑い3日間となりましたが、遊びに来てくださったみなさまありがとうございました!
              今回もとってもうれしい出会いあり、
              雨林舎さんのごはんもほんとうに美味しくて、
              わたしも楽しい時間を過ごさせていただきました。

              たくさんの方に手にとっていただいたこけし雑貨は、
              引き続きはんのき店頭にて販売いたします。

              こちらもどうぞ、よろしくお願いいたします〜!

              ***

              昨夜のうちに搬出も終え、目録作業はしつつもしばし休息。
              今日は、来月発行予定の目録ハナメガネにも掲載予定の一冊の本をご紹介します。

              今も人気が高く、探している古本ファンも多い、
              新書館のフォアレディーシリーズ。

              その中でも特に人気の高い一冊に、
              『ひとりで街をゆくときも』があります。

              新川本

              西洋人形や少女など、幻想的で美しい写真で知られる沢渡朔さんによる、
              ハーフモデルの愛らしくレトロで、今見てもほんとうに新鮮な写真がなんともかわいらしい。

              この本に掲載されている写真は、
              近代ナリコさんの著書、『本と女の子 おもいでの1960-70年代』の表紙にも使われているので
              見たことがあるという方も多いはず。

              新川和江さんの詩は、
              思春期の女の子なら誰でも感じたことのあるような
              大人になるということへの葛藤、
              いつまでも自分の芯のところにしゃんと残り、
              自分を形作る少女のままの部分から背をそむけることなく、
              みずみずしい歓びとしてうたいあげています。

              素直な言葉も、そんな揺れ動くこころにぴったりと寄り添ってくれて、
              彼女のみずみずしくて、何よりも力強い言葉の数々がそのまま、
              そのままの自分を受け入れて、
              まっすぐにまっすぐに生きなさいね、と元気づけてくれるようです。

              有名な「わたしを束ねないで」も、
              この本に収録されています。


              わたしを束ねないで

              わたしを束ねないで
              あらせいとうの花のように
              白い葱のように
              束ねないでください わたしは稲穂
              秋 大地が胸を焦がす
              見渡すかぎりの金色の稲穂

              (中略)

              わたしを名付けないで
              娘という名 妻という名
              重々しい母という名でしつらえた座に
              坐りきりにさせないでください わたしは風
              りんごの木と
              泉のありかを知っている風

              わたしを区切らないで
              ,や.いくつかの段落
              そしておしまいに「さようなら」があったりする手紙のようには
              こまめにけりをつけないでください わたしは終りのない文章
              川と同じに
              はてしなく流れていく 拡がっていく 一行の詩



              大好きな詩です。
              「わたしを名付けないで」のところでは、必ず立ち止まってしまう。

              そんなところで立ち止まっては、
              もしかしたら面倒なのかもしれない。

              だけどやっぱり、
              これは少女がおとなになる過程で、
              ぼんやりとかもしれないけれど確実に叫びたいと思うことではないかと、思うのです。

              新川和江さんの詩は、
              読み返すたびに、がんばろうとか、
              自分のままでいいんだとか、
              気づきをくれる。

              そしてそんな気づきは、
              どんなに時代がたってもきっと色あせないと思います。

              何かをするごとにおとなになって、
              ひとつ何かを得るたびに何かを失ってまた広がって。
              自分のまわりの環境はどんどんかわるけど、
              ずっとずっと、こころにとどめておきたい詩です。



              ひばりのようにただうたう
              それでよいではないですか

              からすが何とないたとて
              すずめが何とないたとて

              ひばりはひばりのうたうたう

              それでよいではないですか

              ―「ひばりのように」(新川和江)より抜粋

              『しあわせなふくろう』

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                6歳年の離れた妹と、誕生日のプレゼントを贈りあう習慣は特にないのですが(笑)、
                きっと妹がよろこんでくれるだろうなあと思う絵本を見つけたので今年は送ってみました。

                しあわせなふくろう

                『しあわせなふくろう』。

                ページいっぱいに描かれた大胆な構図と深い色合いが美しい、
                オランダ民話をもとにしたお話です。
                日本では1966年に発行され、しばらく品切れになっていた本書。
                福音館書店の創立60周年を記念して限定復刻されたそうです。

                食べることと飲むこと、見せびらかすことと喧嘩することばかりの鳥たちと、
                古い石壁のなかで、静かに、仲良くしあわせに暮らすふくろうの夫婦。

                ふくろうの夫婦は、どうして心穏やかに、仲良く暮せるのか。

                そのしあわせに気づかない鳥たちは、なにを思うのか。

                この本は絵本だけれど、おとなにこそ読んでほしい。
                みんながいそがしくて新しい情報も溢れる現代社会では、
                なかなか自分らしいペースでゆったりと過ごすことは難しくて、
                ついつい周りが気になってしまったり、
                はたまた周りに自分の成功や価値観を誇示したり押し付けてしまったり。

                ふくろうのように暮らすのは難しくても、
                頭もこころもいそがしい毎日のなかでほんの一瞬、
                この本はこころをほっと休めてくれる。

                ふくろうの生きかた、
                鳥たちの反応、
                そして鳥たちへの、ふくろうの反応。

                読み返すたびに新しい気づきをくれます。

                妹は、ふくろうグッズを集めていて、新婚さんなのです。
                どうやらこの本も気に入ってくれたようでうれしい。
                実は一緒に、わたし用にも買ってしまいました。

                ときどき本棚から取り出して、末永く読み続けたいと思います。


                こどものりょうりえほん復刊!!

                0
                  こどものりょうりえほん1

                  はなめがね本舗でも大人気だった「こどものりょうりえほん」シリーズ、
                  なんと今月末から順に、復刊ドットコムより全巻復刊されるそうです。

                  うれしいーー!
                  早速予約しようっと。

                  こどものりょうりえほん中

                  レトロなイラストとお洒落で実用的なデザイン、
                  「こどものほん」とくくってしまうにはもったいないほどかわいくて役立つ本なのです。

                  これまでなかなか手に入らない本のひとつだったので古書価格の相場はかなり上っていた・・・。
                  なのでなかなか、おすすめしにくかったのです。
                  きっとまたすぐに手に入りにくくなってしまうと思います。
                  今のうちにぜひぜひゲットですよーー!!



                  さて今日は、11時から17時まで町家古本はんのきにて店番しております。
                  今日もはんのきは3周年記念のセール中!
                  あいにくの空模様ですが、みなさまぜひぜひ、遊びに来てくださいませ〜。

                  有吉佐和子の本。

                  0
                    町家古本はんのき3周年記念セール3日目が終わりました。
                    連日、ありがたいことにふだんよりたくさんのお客さんが来てくれていています。
                    はんのきは今日も、12時から19時まで営業しています。どうぞよろしくお願いいたします。

                    毎日古本の海(?)を眺めていると、どうしても手がとまってしまう作家さん、というのがいます。
                    そのひとりが、有吉佐和子さん。
                    とにかく仕事をこなした作家さんで、直球で公害問題や介護をテーマにした社会派の小説、
                    師弟関係、ライバル、血縁、家柄、お金がどろどろの伝統文化の世界を描いた小説など、
                    たくさんの作品を残しています。
                    映像化された作品も多く、今でもときどきドラマ化されたりするので、知っている人は多いと思います。
                    最近では沢尻エリカの「悪女について」がありましたネ・・・。

                    初版当時も、初山滋、佐野繁次郎、猪熊弦一郎など、名だたる装丁家が手がける洒落た装丁の本が多いことからも、
                    その人気ぶりがうかがえます。
                    ついついその目をひくテーマに注目されがちですが、なんといっても好きなのは、登場するパワフルな女子!
                    それも自分の仕事を持った女子、社会でたたかう女子なのです。

                    はなめがね本舗でも、これまで何冊も販売してきました。

                    閉店時間

                    東京のデパートで働く女の子たちを描いた『閉店時間』では、
                    不倫の恋に悩みながらも強く生きる女の子、仕事と同僚の男性との微妙な関係に悩む女の子、
                    結婚と仕事の選択を迫られる女の子・・・など、今のわたしたちとなにも変わらない女子たちが登場します。
                    有吉佐和子ならではのスピード感のあるスリリングな展開、それぞれがこたえを見つける衝撃のラスト・・・
                    タイプの違う女の子たちみんなに共感し、応援したくなります。

                    げいしゃわるつ

                    佐野繁次郎さんの装丁、そしてタイトルもなんともいえずお洒落な『げいしゃわるつ・いたりあの』。
                    とっても小気味よくてかっこいい芸者さんが登場する退屈しらずの作品です。

                    非色

                    それからそういえばこれは、わたしが小学生のときに、夏休みの指定図書でもありました・・・。『非色』。
                    初版のモノトーンの装丁は、日本初のオートクチュールデザイナーであり、数々のファッション誌でも活躍した
                    中林洋子さんによるもの。
                    人種問題を扱った作品ですが、これもぜひ、そこで生きる女子たちに注目してほしい。
                    転んでもただでは起きない、現代に通じる日本の女の子の魅力が凝縮されています。
                    ラストの爽快感といったらないですヨ!大好きな作品です。
                    こちらは文庫本などでも読むことができます。
                    上質なお洋服みたいに、シックなこの版で、出来たら手にとってほしいけれど・・・。

                    仮縫

                    同じく中林洋子さん装丁の『仮縫』。ツイードです・・・!!
                    これは、山の手の高級オート・クチュールを舞台に繰り広げられる、美しくて気高い女たちを描いたもの。
                    トップに上りつめるまでの女のしたたかさと大胆さ、傲慢さ、豪奢なファッションの世界、そして衝撃のどんでん返し・・・。
                    本格的に有吉佐和子が好きになる、きっかけとなった一冊です。映画化もされているそうです。
                    ちなみにはなめがねでも買えます。。
                    はなめがね本舗『仮縫』はコチラ

                    いつの時代も、女の子は元気で強くてしたたかで、それがとってもかわいい。
                    有吉佐和子さんの本は、ちょっと疲れたときにぜひ、読んでほしい作品ばかりです。

                    なんのために書く?

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                      『文章は写経のように書くのがいい』香山リカ/ミシマ社(2009)

                      ブログでも書こうかな〜と思う、きっかけとなった一冊です。
                      ほんとうに、ものを書くって自分の中身を整理することでもありますね。
                      散らかった部屋をきれいに掃除して、「あ!こんなところにあった!」と簡単に見つかる探しものみたいに、
                      探していたものは実はさいしょから自分の中にあった・・・なんてこともわりと多い。
                      そういえば、高校生くらいまでは毎日ノートに日記をつけていたなあ。

                      版元のミシマ社さんは京都にもオフィスがあり、
                      実はいちど、夜ふかし市というすてきなイベントでご一緒したことがあります。

                      若くて明るいスタッフさんたちがすごく気持ちよくて、
                      古本も好きだそうでお買い物してくれた方もいました。

                      わたしもそのとき、
                      夜ふかし市会場で『小商いのすすめ』という本を購入。

                      ミシマ社さんの本は、
                      購入してぱっと読み始めるというよりも、
                      必要なひとに必要なときに、
                      すとんとこころのスキマにはまる、そして動ける。
                      そんな本が多いような気がします。


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                      京都は西陣の静かな森の片隅に、
                      2013年11月23日、
                      マヤルカ古書店をオープンしました。
                      古書と雑貨、郷土玩具とこけしの店。
                      ぜひお気軽に遊びに来てください。
                      実店舗へのアクセスはコチラです→

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                      • いろいろと思うところがあり久しぶりにかなり長文の日記。
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